【レポート】86/BRZ Race 富士スピードウェイ
2021.05.30
5月8-9日に行われた86/BRZ Race 富士スピードウェイ大会。
今回はCSIRacingとして過去最多の4台エントリー!!!!!
【プロフェッショナルシリーズ】
#41 坪井 翔 選手
【クラブマン エキスパートクラス】
#40 志賀 俊方
【クラブマン オープンクラス】
#310 岡田 友輔
#870 塙 瞬佑
スーパー耐久シリーズで昨年からCSIRacingで活躍していただいている、坪井翔選手がもてぎ大会に続きエントリー。
クラブマンシリーズはもてぎ大会同様、社員ドライバーの志賀スタッフ、塙スタッフ、さらにスーパー耐久のメカニックを務めている岡田スタッフでのエントリー。
岡田スタッフは、もてぎ大会はスーパー耐久との併催によりエントリーしていなかったので、今シーズン初戦となりました。
そして今大会もトヨタカローラ新茨城の各店舗で働くサービススタッフ3名がサポートをしてくれます。
5月5日から練習走行そスタートし、迎えた土曜日の予選。
クラブマンオープン予選
エントリー台数が多い為2組に分けて行われ、
▶#310 岡田ドライバー P3!
▶#870 塙ドライバー P5!
タイム的にも全50台中、2番手と3番手の好タイム!2台とも好位置につけることに😆
クラブマンエキスパート予選
▶#40 志賀ドライバー P7!
プロフェッショナルシリーズ予選
▶#41 坪井選手 P1 ポールポジション獲得!!😆😆
やりました!前回のもてぎではトップから0.03差という僅差で逃したPPを獲得!
ワンアタックで確実にタイムを出すプロドライバーってやっぱり凄い!
どのマシンも良いポジションを獲得し、決勝は翌日の日曜日に行われました。
クラブマンオープン決勝
▶#310 岡田ドライバー P5
▶#870 塙ドライバー P6
岡田は序盤は前に食らいついていましたが、後半にタイヤがキツくなったのか、2台にオーバーテイクを許し5位でチェッカー。
塙はスタートで少し下がったものの、後半はふんばり、最終的には1ポジション落として、6位でチェッカー。
クラブマンエキスパート決勝
▶#40 志賀ドライバー P15
序盤からなかなかペースが上げられず、苦しい走りとなり15位でチェッカー。
プロフェッショナルシリーズ決勝
▶#41 坪井翔選手 リタイア
スタート直後からの謎のミッション系トラブルで大きくポジションを下げ、それでもミッションを労りながら熱い走りで一時は2番手まで追い上げ!
しかし、9週目の1コーナー立ち上がりでマシントラブルにより加速ができずに失速、後続のマシンと接触し、無念のリタイアとなりました。
規定周回は達していたため完走扱いにはなりましたが、悔しい結果となりました。
4台とも予選が良かっただけに、悔しい悔しい富士大会となりました。😃
ですがこれもレース。
またそれぞれの次戦に向けてマシンをメンテナンスし、いい結果を残せるように頑張ります!
応援よろしくお願いします。😃

ゴールデンウィーク休業のお知らせ
2021.04.25
誠に勝手ながら下記の期間をゴールデンウィーク休業とさせていただきます。
ご不便をお掛け致しますが、ご理解くださいますようお願い申し上げます。
▶期間
2021年4月29日(木) ~ 5月5日(水)
5月6日(木)より通常営業いたします。
▶事故・故障でお困りの際は
◆事故・故障など
【JAFロードサービス】
短縮ダイヤル #8139
◆営業しているトヨタ販売店のご案内
【トヨタ自動車お客様センター】
0800-700-7700(9:00~16:00)

【レポート】スーパー耐久2021 第2戦 スポーツランドSUGO
2021.04.24
C.S.I Racing
スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook第2戦
SUGOスーパー耐久3時間レース
4月17〜18日 スポーツランドSUGO
ウェットの予選でWポール獲得も、決勝では2台ともピットの不運に泣く
スーパー耐久シリーズに参戦を開始して3シーズン目となる、C.S.I Racingは今年から新たに2台体制を敷くこととなった。トヨタ86によるST-4クラスに加え、最激戦区のST-ZクラスにトヨタGRスープラGT4を投入する。
ST-Zクラスの「FABULOUS GRMI GR SUPRA」をドライブするのは、鈴木宏和と久保凜太郎、塩津佑介、そして佐藤公哉の4人。一方、連覇を目指すST-4クラスでは、「GR Garage水戸インターGR86」を坪井翔と細川慎弥、堀尾風允の3人がドライブする。
ツインリンクもてぎで開催されたシリーズ第1戦は、当初5時間で争われるはずが、悪天候に見舞われ4時間で終了。「FABULOUS GRMI GR SUPRA」はクラス4位、「GR Garage水戸インターGR86」はクラス2位となったが、不完全燃焼感は否めなかった。しかし2台ともに「勝てる」パフォーマンスは確認できたこともあり、気持ちを入れ替えて今大会に臨む。
なお、今回は3時間ずつ2グループに分かれて決勝レースが行われる。そのため、「GR Garage水戸インターGR86」は日曜日午前に、「FABULOUS GRMI GR SUPRA」は日曜日の午後にバトルを繰り広げることとなった。もちろん目標は揃っての活躍、そしてWウィンである。
公式予選
ST-Zクラスの「FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4」、ST-4クラスの「GR Garage水戸インターGR86」ともに木曜日から練習を開始。順調にセットアップは進められていき、締めとなる金曜日の専有走行において、「GR Garage水戸インターGR86」はトップ、「FABULOUS GRMI GR SUPRA」もトップから1秒と遅れぬタイムを記すまでとなっていた。
しかし、金曜日まではドライコンディションが保たれたものの、予選が行われる土曜日は朝からあいにくの雨模様。しかし、公式予選が行われる頃にはほぼやんでいたとはいえ、水しぶきは上がる状態だった。
ウェットタイヤは前回のもてぎで経験していることもあり、蓄積されたデータによって、Aドライバー予選では改められたウェットセットが、完璧にはまっていた。「GR Garage水戸インターGR86」の坪井が1分43秒487で、そして「FABULOUS GRMI GR SUPRA」の鈴木も1分39秒585をマークして、いずれもトップにつけたからだ。
続くBドライバー予選では、雨は完全にやんでコーナーでは、もう水しぶきも少なくなった状態になり、「GR Garage水戸インターGR86」の細川は1分43秒740で2番手ながら、合算タイムにおいてトップにつけることに。一方、「FABULOUS GRMI GR SUPRA」の久保は1分38秒561で7番手に留まるも、鈴木の稼いだ貯金がしっかり活かされて、合算ではトップ。その結果、C.S.I Racingは2台体制を敷いて早くも2戦目にして、Wポールを獲得することとなった。
ST-Zクラス「FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4」
鈴木宏和
1番でした、やっと! こないだコンマ数秒差で負けたので。ホームコースで1番なので、気持ちいいですよ。予定のセットとは少し違う方向性に行っちゃったので、そこだけがつらかったけど、もうちょっと行けたと思うので、そんな状況にしたら良かったと思います。今回こそ、すっきり勝ちたい。前回は残念な思いをしたので、しっかり戦いたいです。
久保凜太郎
ついに来ました、ギリギリでしたけどね。ヒロさん(鈴木)がちゃんとタイム作ってくれたから良かったけど、もうちょっと頑張りたかったですね、個人的には。こんなに僅差になるとは思わなかったし、こんなに情けない走りになるとは思ってなかった。明日はドライになるでしょうけど、そんなにドライは悪くないので頑張りたいですね。やっと2台ともいい結果が出たので、ホッとしています。
ST-4クラス「GR Garage水戸インターGR86」
坪井翔
今日から雨でしたが、みんな同じ条件ですし、もてぎでウェットタイヤを詳しく理解できたので対策はちゃんとして、雨の予選でも自信を持って挑めるような状態を作ることができました。僕の予選は、どんな感じでタイム出るか分からなかったので、プッシュし続けてタイムが出たので、そのタイヤの状態を慎弥さんの方にフィードバックして、Bドライバー予選に行ってもらって。どんどん乾いていく状態だったので、非常に難しい予選でしたが、なんとか2戦連続ポールが獲れて本当に良かったです。今回はポールからしっかり勝ちたいと思います。
細川慎弥
今週こそすっきり終わりたいですね。ウェットのもてぎでクルマの良くない部分が見えていたので、今回、突然雨になったんですけど、クルマ側とドライビング側で調整できたかな、と思っています。明日はドライでしょうし、戦略も含めドライバーにもミスがなければ、今回こそ勝てるはずです。
グループ2決勝レース
日曜日のSUGOは、一転して晴天に恵まれることとなった。グループ2決勝レースのスタート進行は早朝8時から開始。10分間のウォームアップでは、変更されたドライセットの確認に専念された。今回も「GR Garage水戸インターGR86」のスタート担当は坪井。今回は2グループ開催でも、初めてST-2クラスとST-3クラスも加えられたため、従来のようにST-4クラスが先頭を切ってレースを進めていくことはできなかったものの、クラストップは問題なくキープして、周回が進められていった。
40分ほど経過したところで、SPコーナーでクラッシュがあり、これに「GR Garage水戸インターGR86」はすかさず反応。セーフティカー(SC)が入ることを見越し、25周目に坪井から細川に交代、ジャストタイミングであるはずだった。ところがSCとの位置関係によって、1周後に入ったライバルに対し、まるまる1周をロス。大きな差が生じてしまう。
そればかりか、予定よりもはるかに早い55周目に、細川がピットに戻ってきたばかりか、マシンはガレージに収められる。トラブルに見舞われてしまい、復帰には10周を要することに。再び坪井がドライブした後、ゴールまでのラスト34分は堀尾が担当。19周を走り抜いてチェッカーを受けることとなった。またしても見舞われた不運によって3位に甘んじたものの、次回の富士24時間での巻き返しに期待したい。
坪井翔
SCのタイミング、どんぴしゃで入れて、本来だったら1周得するはずが、トップを押さえたところが悪くて、逆に1周遅れみたいになっちゃって。あればっかりはこっちでコントロールできないので、ピット入ったタイミングは向こうより早かったし、すべてがうまく行っていたんですけど、運がなかったのか1周遅れになってしまいました。その後にトラブルが出て戦線離脱しちゃって、また悔しい結果になっちゃったんですけど、本来であれば勝てたレースであるので。難しいですね、レースって。次の24時間を勝つしか、チャンピオンの芽はウチらにはないので、長いレースを去年勝てているから、去年のイメージで確実に行きたいと思います。
細川慎弥
トラブルはエンジン系で、水が吹き出したような状態でした。あまり調子は良くなかったんですけど、想定よりも早く来ちゃった、ということらしいです。リセットです、ここは忘れます。
堀尾風充
初めての決勝です、僕にとって。でも悔しい展開というか、マシンのトラブルも出ちゃったので……。今はもう、チーム全体で切り替えて、次の24時間に向けて僕の走る時間も作ってくださったので、そこは感謝しています。次の2レースでは、今回の経験を活かして勝ちに行こうと思っています。
グループ1決勝レース
グループ2決勝レースの終了から2時間あまり。慌ただしくも、チームは気持ちをしっかり切り替えて、グループ1決勝レースに臨むこととなった。スタート進行開始と同時に行われたウォームアップは、鈴木によるチェックが1周だけ行われ、その後は初めてスタートを担当する塩津が走行した。そうした万端な準備の中、好スタートを切った「FABULOUS GRMI GR SUPRA」は、塩津がトップで順調に周回を重ねていく。
しかし、逃げるまでには至らず、絶えず後方にライバルを置く状態ながら、塩津は必死にプレッシャーを堪え続けていた。だが、24周目の1コーナーで痛恨のシフトロックが。アウトにはらんだ隙をライバルは見逃してはくれず、3番手に後退してしまう。それでもさらに後続を寄せつけることなく、1時間を経過して間もなく、41周目に予定どおり久保に交代。
ここで衝撃の事実が発覚する。同時にピットに入った4番手の車両の方が、早くコースインしたのだ。理由は給油時間の長さ。これで一気に8番手まで順位を落としてしまう。それでもコース上の速さはあったことから、57周目には4番手にまで久保は挽回。ピットのタイミングの違いから2番手に戻した81周目に、鈴木への交代を行うも、やはり給油に時間がかかり……。それでも4番手に留めることになる。
淡々と周回を重ねていく中、チェッカーまで残り約40分というところでSCが導入される。SPコーナーでアクシデントが発生したためだ。これで上位との差は一気につまり、チャンス到来かと思われた。だが、10分後に赤旗が。前回のように終了となることも予想されたが、残り10分を切る超スプリントでレースは再開されることに。ところが違うクラスの車両に行く手を阻まれ、チャンス到来どころか、逆に1台の逆転を許してしまう。
それでも「FABULOUS GRMI GR SUPRA」は5位でフィニッシュ。次回の富士24時間はスキップし、「GR Garage水戸インターGR86」のバックアップに回ることとなる。第4戦・オートポリスでの激走に期待がかかる。
鈴木宏和
僕ら、速さはあるんですけど、給油のたびに25秒置いていかれる、AMGに。あれは覆せないですよね、ぶっちゃけ。そこをどうするか、かといってクルマを1周2秒速くするかって、無理じゃないですか。そこが整わないうちはスープラにチャンスは、相手のミス以外ないですよね。たとえば他のチームも順当に走って、僕らも順当に走っても、給油のたび25秒かかったら、チャンスはない。速さは証明できたから良かったかな。ただ、最後の赤旗の後、僕が乗っていたんですけど、チャンスあるかなと思っていましたけど、行けなかったですね。
久保凜太郎
スピードとしては、いっぱいいっぱい、コース上に関して言うと。今回、露呈したのはピットの給油がまわりより20秒ぐらい長い。これがきつい、特に3時間だとね。24時間だと、3周遅れぐらいになっちゃうぐらい、現状ピットが長くて、それでずるずるポジションが落ちちゃった、って感じでしたね。24時間はスープラ、お休みするので、まずは86の優勝を絶対として、応援してチームとしては。スープラはその間に諸々、見直して、次に向けて頑張ります。
塩津佑介
けっこう序盤からペースが速くって後ろからバンバンと、自分もいっぱいいっぱいで走っていたんですけど、思うように後ろを離すことはできませんでした。途中一瞬、空いたかなと思ったら、今度は47と23がすごいペースで追いついてきて。それでも、なんとか抑えていたんですが、1コーナーでシフトロックしてしまい、オーバーランして前に行かれました。そこから着いていこうと、ペース上げた感じで今やれる、自分の限界は出し切れたかなと思います。でも、これからに関して、もうちょっとレースペースの上げ方と、順位落ちた時のリカバリーの仕方は、まだまだ学ばないといけない感じでした。
佐藤公哉
今回は外でスポッターをやっていました。スープラは給油時間が長いので、その兼ね合いで後ろに下がっちゃったんですが、若い塩津選手もスタートで行ってから、タイヤは正直苦しいな、って思っていたんで、よく堪えて走ったと思いますし、久保選手もタイヤの苦しい中、走ってくれて。最後、鈴木選手の時、ラップダウンしたクルマとか別のクラスのクルマに阻まれた部分があって、不運な部分があったんですけど、無事に終われて良かったです。あと寒かったです、芯から冷えました……。

【レポート】スーパー耐久 開幕戦ツインリンクもてぎ 5時間レース
2021.04.07
C.S.I Racing
スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook第1戦
もてぎスーパー耐久 5Hours Race
3月20〜21日 ツインリンクもてぎ
2台体制で挑んだ新シーズン、ST-4クラスは2位、ST-Zクラスは4位で、悔しい発進に
スーパー耐久シリーズに参戦を開始して3シーズン目となる、C.S.I Racingは今年から新たに2台体制を敷くこととなった。トヨタ86によるST-4クラスに加え、最激戦区のST-ZクラスにトヨタGRスープラGT4を投入する。
ST-Zクラスの「FABULOUS GRMI GR SUPRA」をドライブするのは、鈴木宏和と久保凜太郎、塩津佑介、そして佐藤公哉の4人。一方、連覇を目指すST-4クラスでは、「GR Garage水戸インターGR86」を坪井翔と細川慎弥、堀尾風允の3人がドライブする。
昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で、大幅なスケジュール変更を余儀なくされた上に、シーズンをまたいで開催されるはずだった最終戦は中止。現時点でコロナ禍は収束したとは言えないものの、モータースポーツ主要関係者からは感染者が現れていないこともあり、例年どおり3月の開幕となったのは、非常に喜ばしい限りである。
シリーズは全6戦が予定され、開幕戦の舞台はチームにとってホームコースである、ツインリンクもてぎ。今年からコントロールタイヤがハンコックに改められ、さまざまな要素がリセットされただけに、問われるのはチーム力である。ST-Zクラス、ST-4クラスともにスタートダッシュに期待が込められた。
公式予選
レースウィークの木曜、金曜に行われた練習走行では、ST-Zクラスの「FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4」、ST-4クラスの「GR Garage水戸インターGR86」ともに絶好調。いずれも金曜午前の専有走行ではトップタイムを記録した。ことドライコンディションではハンコックタイヤの特性を、どのチームより把握していたのは間違いなく、少なからずアドバンテージにもなっていた。
土曜になっても、そういった状況に変化はなく、とりわけAドライバー予選で大いに炸裂された。「GR Garage水戸インターGR86」の坪井は2分9秒622でトップに立ったばかりか、1秒8ものマージンを獲得。そして「FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4」の鈴木も2分0秒170でトップとなったからだ。
続くBドライバー予選では細川が2分10秒650で2番手ではあったものの、坪井との合算タイムでST-4クラスのポールポジションを獲得。一方、久保は鈴木のタイムを上回る、1分59秒182をマークしてやはり2番手につけたものの、トップのドライバーは1分58秒台に叩き込んだため、合算タイムではコンマ1秒にも満たぬ僅差で、2番手となった。
なお、このあと行われたCドライバー、Dドライバー予選において「FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4」の塩津は1分59秒701で2番手、佐藤は2分2秒174で5番手につけ、「GR Garage水戸インターGR86」の堀尾は、2分12秒656をマークしてトップ。いずれもともに戦っていけるドライバーであることが実証された。
ST-Zクラス「FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4」
鈴木宏和
Aドライバーのトップだったんですけど、うちのBドライバーに1秒置いていかれているので、そこが悔しい(笑)。まだ完全には乗りこなせていないんでしょうね。でも、それぐらい刺激のあるドライバーラインアップなので、すごくやりがいを感じます!
久保凜太郎
2番手ですねぇ、悔しいです。Aドラ予選が終わった時点では「行けるかな」と思っていたんですが、アストンと織戸(学)さんがびっくりするぐらい速かった。昨日からの流れで言うと、タイム出す自信もあったんですが、ベテランの壁は厚かったですね。まぁ、全体的に2番手だし、スープラの中ではトップだということを思えば、悪くはなかったんじゃないかな。ただ、このクルマで雨を走ったことないから、決勝はどうなるかなというのが、正直なところです。
ST-4クラス「GR Garage水戸インターGR86」
坪井翔
チームの規模が大きくなって、86は僕がAドライバーとして、チームを引っ張っていかなきゃいけないんですが、開幕戦でポールが獲れたのでひとまずいいスタートが切れたと思います。タイヤもハンコックに変わって、いろいろ変わっている中で、それほど苦労せずに来られているので、順調に行っています。ST-4クラスが3台だけになって寂しいですけど、しっかり開幕戦を買って、またいいシーズンにしたいと思います。
細川慎弥
坪井がスーパーラップで稼いでくれたので、気は楽に行けましたね。クルマも去年より、ちょっと乗りやすくなっているので、明日は天候が不安定そうですが、落ち着いていければいいなと。連覇に向けて、いいレースをしたいですね。
決勝レース
日曜は朝からあいにくの雨模様。ほとんどのチームにハンコックのウェットタイヤでの走行経験がないこともあって、急きょ決勝レースの前に15分間のウォームアップ走行が追加された。ここで「GR Garage水戸インターGR86」はトップだったものの、「FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4」は4番手で一抹の不安を残すことに。
決勝レースはセーフティカー(SC)スタートでの開始となり、3周の先導の後、グリーンライトが点灯された。「FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4」のスタートドライバー、佐藤はポジションキープでバトルを開始。14周目に1台の先行を許すも、その後は後続を寄せつけることなく周回を重ねていく。
1時間30分経過して間もなく、31周目に佐藤から塩津に交代。その間に5番手となるも、すぐにひとつ順位を戻す。
2時間6分を過ぎてSCがコースに導入される。雨量の増加によって、最終コーナーでのコースアウトが相次いだためだ。この時は約10分、3周のみの先導だったが、その間に近づいた車両2台に相次いで抜かれてしまったのは、やむを得まい。それでも上位陣の差は詰まっただけに、残りのレース時間を思えば、まだまだ逆転の可能性は残されていた。
しかし、2時間44分経過したところで、再びSCが。そこで「FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4」は5分後となる、68周目にピットに入り、鈴木にスイッチ。この時点で4番手ながらも、雨足は一向に衰えることなく、SCランは延々と続いた。そうこうしているうちにレースは3時間25分を経過、規定時間の2/3を超えたこともあって赤旗が出され、レースは中断。
しばらくマシンはストレートに留め置かれたが、4時間経過したところでレースの終了が発表された。トップはジェントルマンドライバーを投入せず、2位はドライバー交代が1回のみ。規定を満たしていないのだが、赤旗で終了となった場合は、そういった規定が免除になる。納得はいかないものの、これもレース。ST-Zクラスでの初陣は、4位という結果に終わった。
一方、「GR Garage水戸インターGR86」のスタート担当は坪井。好スタートを切っただけでなく、SCの先導中に最大のライバル、884号車が早くもドライバー交代を行なっていたことから、大量のリードを確保した格好で周回が重ねられていく。
1時間38分経過した39周目に、坪井から細川にスイッチ。それでもトップはキープしたまま。最初のSCランと合わせ、再び坪井に交代したことから2番手に交代するも、884号車とは同一周回。まだまだ逆転のチャンスはあるはずだった。さらに2回目のSCランでも細川への交代を行い、きっちり3回のピットストップを実施。だが、884号車はステイし続け……。
終わってみれば、速さで優りながらも「GR Garage水戸インターGR86」は、無念の2位に。
この悔しさは、必ずや2台とも次回のレースで晴らしてくれるはず。その第2戦は、4月17〜18日にスポーツランドSUGOで開催される。
ST-Zクラス「FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4」
鈴木宏和
いい方向に来なかったというか、僕らはあのタイミングで入って、巻き返そうかと思っていたんですが、終わってしまいましたね。ちょっとチャンスは来なかったな。僕らチーム的にも、スープラ的にもシェイクダウンしてから短いじゃないですか? その短い時間としてはパフォーマンスが高いと思います。まだクルマが速くなる要素はゼロじゃないので、行けると思います。次のSUGOは僕のホームコースなので、勝ちに行きます。
久保凜太郎
決勝が雨になることは分かっていたけど、スープラは雨だからどうこう、というセッティングの幅が現状であまりないので、厳しいなぁと思っていました。ちょっとこれはやばいな、というところから、スタートの公哉選手から塩津選手、宏和選手の順で、みんなタイヤをうまく保たせてバトンをつないでくれて、さぁこれから最後のスティントだぞ、ってところで赤旗だったので、すごく残念です。今のS耐の赤旗のルールだと、ピットに入らなかった者勝ちのルールなので、納得いかないなぁ、っていうのが正直なところですね。次は3時間レースのSUGOなので、チーム全体で諸々見つめ直して、頑張りたいと思います。
塩津佑介
特に雨が強くて、コースに留まるのも難しい状況でしたけど、まずはバトンを渡せてよかったと思います。赤旗中断になるのは読めなかったんで、全然ステイもできたんで、それで順位決まっちゃったのは悔しいです。僕は去年1年間、同じクラスに出させてもらっていたんで、2年目のGT4って感じです。優勝争い、チャンピオン争いできるチームなので、ちゃんと自分の実力をつけて、やっていけたらと思っています。
佐藤公哉
雨の中、かなりマネージメントが大事なタイヤだったので、序盤から本当にそれだけに集中して。タイヤを使っちゃうと、後で雨量増えた時に走れなくなっちゃいますからね。自分のスティントで全部通してマネージメントして。タイヤはうまく保たせられて、後半もしっかりペースアップできたと思うんですけど、運がなかったです。初戦で何もトラブルなく、無事にレースを終えられたのは良かったと思いますけど……。レース自体は、いいレースだったと思うので、今後につながるレースができたと思います。
ST-4クラス「GR Garage水戸インターGR86」
坪井翔
雨でハンコックのタイヤが、どうなるか分からなかったので難しい戦いでしたが、ちょっと作戦的にもうまくいかず、すべてが噛み合っていないレースだったので、非常に難しいレースでした。残念ながら2位なので、今回負けた原因というか作戦も含めて、いろいろ見直して、次しっかり勝てるように頑張りたいと思います。
細川慎弥
残念です。ピットのタイミングがね……。好調な週末だっただけに、ちょっと半端なく悔しいですけど、仕切り直して、しっかり次には勝ちたいと思います。
堀尾風充
僕は走らなかったんですが、次戦に向けて戦力になるように、努力していきたいと思っています。ものすごくいい環境なので、日々学びます。

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