茨城県日立市出身。2009年にトヨタカローラ新茨城へ入社。整備の専門学校での学びを活かし、5年間整備士として経験を積む。6年目からはサービスアドバイザーに転じ、お客様の要望を聴き、見積・説明・引き渡しまでを担当。現在はサービスマネージャーとして工場全体を統括し、雰囲気づくりを重視しながら信頼される整備体制をつくることに邁進している。
プロフィール
Profile
お客様の要望に、
とことん向き合う
私は整備専門学校を卒業したのち、2009年にトヨタカローラ新茨城に入社し、整備士としてキャリアをスタートしました。ずっと持ち続けてきた信念はお客様の要望を聴き、できる限り応える姿勢を忘れないことです。完全に意向に沿うことは無理かもしれない…という時でも、なるべくご要望に沿えるように最善策を模索し続けることを意識しています。例えば、古い車の部品が手に入らず、本来なら修理を断らなければならないケースでも、中古部品を探したり、メーカーに問い合わせたり、法令の範囲内でできる限りの工夫をします。
お客様の「どうしてもこの車に乗り続けたい」と願う気持ちはとてもわかりますし、やはりお客様の喜んだ顔を見るのが一番のやりがいですからね。整備士には技術だけでなく、心を込めた対応も必要であることを、この仕事を通して学びました。お客様の「ありがとう」の一言のために、今日も全力で取り組んでいます。
わかりやすい提案が、
心地よい信頼関係へ
車の知識は専門的で、お客様に整備の話をするとき、私たち整備士の説明だけでは理解してもらえないことが多くあります。部品の名前や故障の理由を説明し、部品の交換を提案しても必要性が伝わらず、断られることがあったり、お客様の表情を見て「伝わっていない」と感じたりすることも少なくありません。だからこそ、お客様が納得できるように「わかりやすく」伝えることを大切にしています。
お客様に私たちがしようとしていることをしっかり伝えられたら、安心して整備を任せてもらえるし、そうやって信頼関係を築くことで、見て、治っているかお客様からしたらわかりにくい車の整備でもこの人なら任せられると信じてもらえ、お互いが気持ちのよい整備ができるようになると思っています。
チームで創る、整備の力
整備は決して1人で完結する仕事ではありません。一人ひとりの技術や知識の向上ももちろん大切ですが、何よりも大切なのはチームプレーです。私はサービスマネージャーとして、工場運営において、チームプレーを何より大事にしています。たとえば、車検の場合、3人で作業と検査を同時に進めます。それぞれが自分の役割を遂行しながら連携することで、効率よく正確な作業が可能です。大きな整備だとエンジンを交換したり、重い部品を運ぶことが必要になり、1人では太刀打ちできません。たとえ難しい修理だったとしても、助け合う文化があれば、連携の取れた、質の高い整備が可能になります。
誰も孤立させず、1人の遅れや困難を周囲が自然にフォローし、チーム全体で仕事を創っていく。そんな協力する文化を育てながら、「1つのチーム」だと感じられるよう、工場全体の雰囲気づくりに注力しています。
サービスマネージャーとしての
使命と未来
私は現在、サービスマネージャーとして、工場全体の目標管理や人員配置など、運営を統括する役割を担っています。確かに指示や管理を行う立場ではありますが、自分のポジションを「偉い」とは思っていません。むしろ、1人の仲間としてメンバーと対等に向き合い、誰もが安心して意見を交わし、力を発揮できる環境をつくることが私の使命だと考えています。またこうした姿勢で日々接していくからこそ、自然と周りにも「頼り、頼られる」関係性が育っていきます。そしてその関係性があることで、後輩たちは失敗を恐れず挑戦でき、自らの主体性を発揮できるのです。
小さな挑戦の積み重ねが組織全体の活気を生み、成果へとつながっていきます。私は、その輪の中心で、社員一人ひとりが信頼し合える関係を築きながら、全員が笑顔で働ける工場をつくりたい。それが、私の描く理想です。
