【レポート】86/BRZ Race 第9戦・第10戦 岡山国際サーキット
2021.10.21
塙瞬佑選手が初の優勝を飾る!
10月16-17日に行われた 86/BRZ Race 第9戦・第10戦 @岡山国際サーキット🏁
今回は社員ドライバー3台とマシンレンタルサービスにてエキスパートに1台エントリーです😃
【クラブマンエキスパートクラス】
#40 志賀俊方
#311 石谷豪志
【クラブマンオープンクラス】
#41 岡田友輔
#870 塙瞬佑
今回エキスパートに初エントリーする石谷豪志選手は、当社のマシンをレンタルしてドライブします。
メンテナンスやセッティングに関しては当チームのスタッフが全面的にサポートです💪
石谷選手は東京都出身で、カートや鈴鹿レーシングスクールを経験し、ロードスターパーティーレース東日本のNDシリーズ3位、
交流戦での優勝やJAF-F4で3位などの経験をお持ちの若手ドライバーで、86/BRZ Raceには初出場となります😎
チームは前戦同様、カローラ新茨城の各店舗スタッフから
柴田スタッフ、伏見スタッフ、宮部スタッフがマシンメンテナンスをしてくれます✨
13日に約10時間の移動をして現地入り、14日朝からスポーツ走行開始です💨
今回の岡山戦も土曜日に第9戦、日曜日に第10戦の2連戦開催。
土曜日の午前中に公式予選が行われ、午後に第9戦決勝🔥
土曜日の公式予選のセカンドタイムの順位で日曜日に第10戦が行われました!
上位を狙うには、予選でいいタイムを2本そろえなければなりません💪
クラブマンオープン/出場台数52台
▶#41 岡田ドライバー(DL)
第9戦 予選 P11/決勝 P14
第10戦 予選 P11/決勝 P6 ポイントゲット✨
▶#870 塙ドライバー(DL)
第9戦 予選 P2/決勝 P1 初優勝🏆!!!!
第10戦 予選 P2/決勝 P2 2戦連続表彰台!
クラブマンエキスパート/出場台数27台
▶#40 志賀ドライバー(DL)
第9戦 予選 P7/決勝 P8 ポイントゲット✨
第10戦 予選 P12/決勝 P11
▶#311 石谷ドライバー(BS)
第9戦 予選 P12/決勝 P12
第10戦 予選 P9/決勝 P7 初出場にてポイント獲得!
オープンクラスでは塙ドライバーがSUGO大会に続き、2戦連続表彰台!
土曜日の第9戦では初優勝を飾りましたーーーー🏆✨ヤッター
予選ではベスト、セカンドともに2番手につけ、どちらもフロントローからのスタート。
第9戦では終盤までトップを追い続ける展開で、一瞬のスキを見逃さずにオーバーテイク!
そのままトップチェッカー!
第10戦ではスタート直後にトップに立つも、すぐに2番手に後退、前日と同じように終始チャンスを狙う展開。
惜しくもオーバーテイクできず、そのまま2位でチェッカーを受けました。
当社が86/BRZ Raceに参戦する中で初の優勝です😆!!
岡田ドライバーは土日ともに11番手からのスタート。
土曜日の第9戦は中盤集団から抜け出せず14番でチェッカー。
日曜日の第10戦はスタート直後に数台オーバーテイク。
その後リボルバーコーナーでは目の前でスピンするマシンを上手くかわし、一気に5番手に浮上。
その後、1ポジション下げるも、6位でチェッカー👍ポイント獲得✨
志賀ドライバーは8番手スタートの土曜日はトップ集団に食らいつくも最終的には1ポジションダウンの8位でチェッカー。
ですが、厳しいエキスパートクラスの中でも今シーズン初のポイント獲得です😆!
日曜日は12番手スタートから、トップ集団を追いかける展開。
中盤のリボルバーコーナーでスピン車両があり、ギリギリで回避するも1ポジションアップの11位でチェッカー。
初エントリーとなった石谷ドライバーは、第9戦では緊張からかスタートで少しミスがありポジションを下げるも、追い上げをみせ数台オーバーテイク。
スタートの順位まで戻し12位でチェッカー。
第10戦では速さがあり、徐々にオーバーテイクし終盤には一時3位に!!
しかし、後続車との接触があり痛恨の単独スピン😭
すぐにコース復帰し7位でチェッカーとなりました。
それでも初参戦の86/BRZ Raceながらポイントも獲得です🤩スゴイ!
金曜、土曜は夏のような暑さで路温が高く、逆に日曜日には5℃以上も路温が下がりましたが、なんとか土日ともにドライコンディションには恵まれました。
今シーズンも残り2戦。
次戦の十勝大会には#41岡田ドライバーと#870塙ドライバーのみのエントリーとなります。
塙ドライバーはオープンクラスのシリーズランキングで現在2位。
まずは十勝大会でもいい結果が残せるようにがんばります。
応援ありがとうございました。
▲第9戦で初優勝を飾った塙スタッフ
▲第10戦でも2位表彰台
▲#41 岡田スタッフ
▲#40 志賀スタッフ
▲#311をドライブする石谷豪志選手

【レポート】スーパー耐久 第5戦 鈴鹿サーキット
2021.09.24
スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook第5戦
9月18日〜19日 鈴鹿サーキット(三重県)
予選:ドライ
決勝:ドライ
【86】310号車/坪井翔/細川慎弥/堀尾風允
【Supra】311号車/鈴木宏和/久保凜太郎/塩津佑介/佐藤公哉
「GR Garage水戸インターGR86」が2連勝!2連覇に向けて急加速
一時トップを走行した「FABULOUS GRMI GR Supra GT4」、2位ながら初表彰台へ
スーパー耐久シリーズ参戦3シーズン目のC.S.I Racingは、今年から2台体制を敷き、トヨタ86によるST-4クラスにトヨタ86を、ST-ZクラスにトヨタGRスープラGT4を投入する。
ST-Zクラスの「FABULOUS GRMI GR Supra GT4」をドライブするのは、鈴木宏和と久保凜太郎、塩津佑介、そして佐藤公哉の4人。一方、連覇を目指すST-4クラスでは、「GR Garage水戸インターGR86」を坪井翔と細川慎弥、堀尾風允の3人がドライブする。
シリーズ第5戦の舞台、鈴鹿サーキットでスーパー耐久が行われるのは2年ぶり。昨シーズン当初の予定では3月に開幕戦として行われるはずがコロナ禍によって延期となり、年をまたいで今年の1月に開催される予定だったが、結局中止になっていたからだ。
今年の「GR Garage水戸インターGR86」は、開幕からの3戦が苦戦続きだったが、ようやく前回のオートポリスで優勝を飾ったことから、まだまだシリーズ2連覇の可能性が残されることとなった。ただし、残念ながらエントリーが2台に留まったことから、ライバルがよほど致命的なトラブルに見舞われてリタイアでもしない限り、今回での逆転はない。逆に言えば、最終戦での劇的な展開での決定に向け、お膳立ては整えられた格好にもなった。
一方、前回の「FABULOUS GRMI GR Supra GT4」はリタイアを喫し、「富士24時間」を欠場したため、チャンピオン獲得の芽は限りなく首の皮一枚となっている。しかし、予選では2台揃ってポールを奪い、速さを証明しているだけに優勝を飾って、強さも証明したいところだ。
公式予選
今回のレースにおける、最大の懸念材料は近づいていた台風14号が、どう影響を及ぼすか。進行次第では、直撃の可能性もあったからだ。練習を開始した木曜日、そして金曜日午前の専有走行、それも前半のグループ2まではドライコンディションで走れたものの、後半のグループ1のタイミングからは雨に見舞われてしまう。それからは午後の専有走行は、ずっとウェットコンディション。
そのため、あらかじめ土曜日午前のフリー走行の中止、予選を1時間遅らせることが発表されていた。ちなみにBドライバー予選が、Aドライバー予選の前に行われることともなったが、これは上位クラスの多くが、Aドライバーにジェントルマンドライバーを配しているからの配慮である。
ちなみにドライコンディションの専有走行だが、「GR Garage水戸インターGR86」は坪井が2分24秒427を、「FABULOUS GRMI GR Supra GT4」も路面が濡れる前の貴重なタイミングで久保が2分14秒960をマークしていずれもトップとなっていた。
さて、気になる土曜日の天気だが、夜のうちに台風は東海地方を通過していた。意表を突かれた感もなかったわけではないが、大事に至らなかったのは何よりだと思うべきだろう。
午後からST-4クラスを含む、グループ2のBドライバー予選が最初に行われ、「GR Garage水戸インターGR86」の細川は、計測2周目からアタックを開始する。まずは2分25秒016でトップに立ち、次の周には2分24秒544にまで短縮するも、コンマ3秒差で2番手に後退。
続いて行われたST-Zクラスを含む、グループ1のBドライバー予選でも「FABULOUS GRMI GR Supra GT4」の久保は、計測2周目からアタック開始。久々の本番とは思えぬ集中力で、2分11秒719をマークしてトップに立ち、1周のクールダウンを挟んで再度アタックするも、惜しくもタイムアップならず。それでも約1秒のマージンを保ったまま、トップを守り抜いた。
そしてグループ2のAドライバー予選では、あえて坪井は計測3周目からのアタックとして、ワンチャンスにすべてを賭けた。その結果、叩き出されたのは2分23秒074と、2番手を1秒半も引き離す驚異的なタイム! タイム合算でも「GR Garage水戸インターGR86」はトップとなり、予選が行われた4戦すべてポールポジションを獲得した。
久保のみならず、坪井の激走を間近に見せられたからには、続くグループ1のAドライバー予選に臨んだ、鈴木が奮起せぬはずがない。これまた2番手を1秒2も引き離す、2分13秒209を叩き出してみせたのだ。もちろんタイム合算では、2戦連続のポールポジションが決定。今季3度目のWポールに、ピットは大いに湧き上がった。
ST-Zクラス「FABULOUS GRMI GR Supra GT4」
▶鈴木宏和
いい感じでしたけど、凜太郎には負けました(笑)。行くだけ行きました、頑張りました! でも、まだまだ僕の予選の仕方には、勉強が必要なようです。決勝も頑張ります。速いライバルが、チームの中にいるのは、すごくいいことですよね〜?
▶久保凜太郎
6月から諸々レース出ていなくて、スープラは5月のSUGOぶり。だから、まだリハビリ中です(笑)。でも、いい感じですよ、それで言ったら。
今日の僕の走り? 人生でいちばん行った! 思いっきり行った! 今週、スープラは鈴鹿持ってきた時から持ち込みも決まっていたし、本当にドライバーがどれだけ行けるかって分だったので。まぁ、あのST-Zのプロ、猛者たちがごちゃごちゃいる中で、あれだけブッちぎれたのはすごく嬉しいですね。給油時間の長さが相変わらず気になるところですけど、コース上の速さが今回すごくあるから、それでどうにかしたいですね。頑張ります!
ST-4クラス「GR Garage水戸インターGR86」
▶坪井翔
今回、18号車がいなくて一騎討ちなので、非常にこのポールの2点というのが、追いかけている立場からすると大きいです。昨日は雨降って、あまりドライのテストできませんでしたけど、向こうもトラブったりしていて、それよりはデータが取ることができたし、ドライに関しては自信を持っていました。結果的には大きな差を開いて、ポールを獲ることができて良かったですし、今シーズン、予選やった中では全部ポールなので、そのいい流れで来ています。
やっと前回のオートポリスで勝てたので、その流れをキープして、明日勝てればかなりチャンピオンに関しても追い風というか、だいぶ接近した戦いに挑めるので、明日はすごく大事なレースになるでしょう。このまま勝てるように頑張ります。
▶細川慎弥
今日も坪井がちぎってくれたので、作戦どおり(笑)。今回は順番入れ替わって、僕は逆に気が楽でした。先に行くだけ行って、「あとは坪井、任せたぁ!」って言えたんで、僕的には。坪井は坪井で、「やっぱ逆がいいな」って言っていましたけどね。あとは決勝が大事ですよね。
でも、ドライだと悪くないし、落とせないレースが続いていますけど、クルマは悪くないので、この調子で決勝も頑張りたいですね。
決勝レース
今回の決勝レースもまた、全クラス混走による、5時間レースとして競われる。ここまで、もてぎとオートポリスで2回行われた5時間レースは、いずれも悪天候に見舞われて中断を強いられていたが、こと今回は天候に関しては心配なさそうだ。日曜日の鈴鹿には青空が広げっていたからである。
午前に行われたウォームアップで、「FABULOUS GRMI GR Supra GT4」は2分16秒207を、そして「GR Garage水戸インターGR86」は2分27秒193を記録して、いずれもトップ。予選からの好調ぶりを維持していただけに、決勝レースでも活躍が大いに期待された。
スタートを担当するのは、「FABULOUS GRMI GR Supra GT4」が佐藤、「GR Garage水戸インターGR86」が坪井。ともにトップをしっかり守って、レースを開始した。しかし、坪井は徐々に2番手を引き離していったが、佐藤は5周目に1台、18周目にもう1台の先行を許していた。それでも前を行く2台は有視界のうち。離されなかったことによって、セカンドスティントを担当した塩津が見せ場を作った。
1時間18分経過した33周目に佐藤から塩津に代わり、やはり今回も給油にライバルよりも時間を要したため、ピットで1台に抜かれたが、わずか5周で抜き返し、トップの早い交代で2番手に復帰。57周目には1コーナーで、塩津が鮮やかなオーバーテイクを決めて、「FABULOUS GRMI GR Supra GT4」はトップ返り咲きに成功する。そして、折り返しを過ぎたばかりの2時間37分、66周目に久保と交代する。
一方、「GR Garage水戸インターGR86」は、その間もちろん独走状態。1時間33分経過した37周目に細川が、69周目に再び坪井が乗り込んだ後でもトップを譲らず。余裕そのもののように感じられたが、実はモニターに映っていないところでハプニングが発生していたのだ。現状、原因は不明ながら、エンジンが突然パワーを失っていたからだ。すぐに自然と回復して事なきを得たとはいえ、いつまた再発しないとも限らない。その意味では、爆弾を抱えた状態ともなっていた。誰より肝を冷やしたのは、その様子を走りながら見ていた久保ではなかったか。
その久保は、やはりピットで順位を落とすも、タイミングの違いもあったためで、やがて2番手に順位を戻すも、トップのアストンマーティンにだけは届かない。残り1時間を間もなくというタイミングで、鈴木に「FABULOUS GRMI GR Supra GT4」を託したのが99周目。約20秒の差がどうなるか。
そして残り45分を切った100周目、「GR Garage水戸インターGR86」のラストスティントは、再び細川がドライブ。すでに後続にペースを合わせられるほど、大量のリードが築かれていたが、113周目に決定打が。ピット作業違反によって、ドライビングスルーペナルティを課せられていたからである。あとはもう、大事にチェッカーまで運ぶだけとなっていた。
その一方で「FABULOUS GRMI GR Supra GT4」は、鈴木が激走を見せたが、それでもトップは逃げる一方。一時はトップも走行しただけに、悔しい2位でもあったが、それでも初めて上がった表彰台だけに、ドライバーの4人には嬉しさの方が優っていたようだ。
逆に「GR Garage水戸インターGR86」は不安視していたエンジン不調に再び見舞われることなく圧勝となり、2連勝を達成! ランキングは2位のままながら、トップにも急接近を果たすこととなった。最終戦で大逆転なるストーリーの、お膳立ては完璧に整えられた。ちなみに、レース中、一度もセーフティカーどころかFCYすら出なかったため、過去3回の5時間レースで最も多い119周の走破に成功、2018年の記録を2周上回っていた。
11月13〜14日に岡山国際サーキットで開催される最終戦、「GR Garage水戸インターGR86」には2連覇達成、そして「FABULOUS GRMI GR Supra GT4」には初優勝の期待がかかる。
ST-Zクラス「FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4」
▶鈴木宏和
前回のオートポリスで、あとちょっとのところでリタイアしてしまった、憂さは晴らせたんですけどね。スープラのいいところを、もっと見つけて、僕らには速さはあるので、一発の。あれを長い時間走れるような方向に振っていければ、はい。期待してやっていきます。
▶久保凜太郎
激しかったねぇ。でも、うちとしてはずっと予定どおりの戦い方をしていたので、あれ以上はないでしょう、現状のポテンシャルで言うと。ピットでの差が激しいから、それで前に出られたし。勝ったD’stationは、織戸さんがめちゃくちゃ速かったから逃げられちゃって、前で有利な展開でレースされちゃった。しんどかったけど、3位のENDLESSとはギャップを作って帰ってこられたから、悪くなかったと思います。次の岡山は短いから、もうちょっと攻めた作戦を、何か採れればいいなと思っています。
2台で表彰台上がれたのは、すごく嬉しいし、何より86が岡山に対してはすごく有利な展開、有利な状態で入れるので、それはすごくポジティブですよね。また、みんなで頑張ります。
▶塩津佑介
タイヤが厳しい鈴鹿で、燃費も稼ぐレースだったんですけど、そういう点では今年やった中で、平均のタイムも上げて、いちばんいいレースができたと思います。相手はジェントルマンだったんですが、ENDLESSとD’stationの前に出られたのは、すごく気持ち良かったですし。でも、本当はそこでもう少しマージン作りたかったんですけど、まだ自分の力が足りなかったな、っていうのもありました。
本当にチームの皆さんのおかげで、全員が出し切ったレースだったと思うので、正直悔いはないし、まだまだ上にもうひとつ順位があるので、そこに立てるように次を考えていきたいと思います。
▶佐藤公哉
やっぱ、アストンは強かったですね。僕らももうちょっと細かく詰めるところが、いっぱいあると思うので、次の岡山に向けて、そういったところ詰めていったりしていったら、もっといい結果が出ると思うので。今回はとりあえず、初表彰台で良かったと思うことにします。今までいいところ走っていても、セーフティカーに引っかかったりする不運もありましたので。
ST-4クラス「GR Garage水戸インターGR86」
▶坪井翔
ドライは調子良かったんで、決勝にも自信はありました。セーフティカーとかイレギュラーがなく、トラブルもなければ大丈夫だと思っていたんですが、一瞬ヒヤッとした時があって。原因は分かりませんが、アクセル踏んでもパワー出なくなっちゃって、一気に20秒ぐらい失ったので、そのトラブルが再発しないか、って不安と戦いながらだったんです、実は。ただ、これもなんでだか分からないんですが、そのまま走っていたら戻っていたんです。その後は、もう出なかったですが、ちょっと怖かったですね。
今週は予選、決勝においても速さはあったし、ポイントランキングも同等のところまで来ました。今年の初めからしたら、まさかチャンピオン争いに絡めるとは思っていなかったし、最終戦でガチンコ勝負できるところまで来たからには、もう獲るしかありません。全戦ポールもかかっていますので、まずはポール獲って、って感じですね!
▶細川慎弥
ギリギリの状態で踏み留まれているので、次は最終戦だけど、あんまり逆にシリーズ考えず、うちらの力を出すことができれば、シリーズチャンピオンはついてくると思います。
▶堀尾風允
今回も僕は見守ることしかできなかったので、個人的には準備してきたところもあったから、ちょっと悔しいなというところはあるんですが、次の岡山では自分も乗って勝てるように頑張ります。
GRガレージ 岡田スタッフ(奥) 白土スタッフ(手前)
GRガレージ 岡田スタッフ
GRガレージ 白土スタッフ

GRガレージ水戸インター 初の走行会開催😎
2021.08.21
以前ご案内しました走行会について、参加受付開始日ならびに受付方法を下記の通りご案内します。
【参加受付開始日】2021年8月22日(日)
【参加受付方法】店頭または電話 TEL. 029-257-2233
〇店頭の場合 → 下記参加申込書をご記入の上店頭にお持ちいただくか、ご来店の際にご記入をお願いします。参加費は申し込みの際にお支払いください。
〇電話の場合 → お電話にてご予約後、下記参加申込書のFAXをお願いします。後日参加費のお支払いをお願い致します。
▼ ▼ ▼ 走行会内容 ▼ ▼ ▼
【日にち】2021年10月7日(木)
【場 所】つくばサーキット コース1000
【参加費】16,000円 (15分×4本予定)
【募集台数】60台
【主な内容】
・お客様のお車でのサーキット走行
・プロドライバー運転による同乗走行(料金別途)
・その他GR車両の同乗試乗など
👉参加申込書ダウンロード👈
※ご来店の祭は、マスクの着用・手指消毒・検温・ソーシャルディスタンスなど感染症予防対策にご協力をお願い致します。
※緊急事態宣言発令中は、なるべく電話でのご予約にご協力をお願い致します。
お電話にてご予約の際は、参加申込書のFAXのお願いをさせていただきます。
※今後の状況次第では走行会を延期、または中止、内容の変更などをさせていただく場合がございます。ご了承下さい。

【レポート】スーパー耐久 第4戦 オートポリス
2021.08.09
C.S.I Racing
スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook第4戦
TKUスーパー耐久レースinオートポリス
7月31日〜8月1日 オートポリス
「GR Garage水戸インターGR86」が、ついにポール・トゥ・ウィン達成!
Wウィン目指すも、「FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4」は無念のリタイア
スーパー耐久シリーズ参戦3シーズン目のC.S.I Racingは、今年から2台体制を敷き、ST-4クラスにトヨタ86を、ST-ZクラスにトヨタGRスープラGT4を投入する。
ST-Zクラスの「FABULOUS GRMI GR Supra GT4」をドライブするのは、鈴木宏和と久保凜太郎、塩津佑介、そして佐藤公哉の4人。一方、連覇を目指すST-4クラスでは、「GR Garage水戸インターGR86」を坪井翔と細川慎弥、堀尾風允の3人がドライブする。
シリーズ第3戦「富士24時間」には、必勝を期してST-4クラスに勢力を集中。「GR Garage水戸インターGR86」だけで臨み、レギュラーの3人を久保と鈴木がアシストする格好としていた。予選は悪天候で中止になり、ランキング順でグリッドが決したことから2番手から決勝をスタート。わずか2周でトップに立つも、4周目にエンジントラブルに見舞われ、いきなり窮地に立たされてしまう。しかし、メカニックの懸命な作業によってレースに復帰することができ、3位で完走を果たすことはできた。
ランキングは目下3位で、トップとの差は19.5ポイントにまで開いているが、まだまだ「GR Garage水戸インターGR86」には自力での逆転の可能性は残されている。
また「FABULOUS GRMI GR Supra GT4」も、第2戦以来となる戦線復帰に。開幕からの2戦は速さを見せながら、展開に恵まれずにいるだけに、まずは表彰台に上がることを目標とする。
公式予選
「FABULOUS GRMI GR Supra GT4」をドライブする久保が、今回のレース参戦を見合わせることとなった。理由は、新型コロナウイルスの濃厚接触者との接触があったからだ。久保自身は数回のPCR検査によって陰性であることが確認されているが、大事をとってサーキットには赴かないこととなった。
そういった急な体制変更はあったものの、木曜日から練習走行が開始され、ST-Zクラスの「FABULOUS GRMI GR SupraGT4」にとって初めて走るコースとあって、まずは鈴木と佐藤、塩津の3人によって、持ち込みのセットからの合わせ込みが進められた。一方、ST-4クラスの「GR Garage水戸インターGR86」は、豊富なデータによって滑り出しは上々。やがて2台とも徐々にペースを上げていくこととなる。
最もコンディションに恵まれた金曜日午前の専有走行において、「GR Garage水戸インターGR86」は2分6秒584を記録するまでとなり、これはもちろんクラスのトップ。また、「FABULOUS GRMI GR SUPRA」も1分58秒226を記して2番手につけていた。
日曜日の早朝にFCY訓練を兼ねたフリー走行が実施され、ここで本戦に向けたチェックが行われた後に、いよいよ午後から公式予選が開始される。練習が行われた金曜までと同様に、厳しい暑さの中での走行となり、まずはグループ2のAドライバー予選が行われた。ここで坪井は2分6秒574をマークしてトップに立ち、2番手にほぼ1秒の差をつけていた。グループ1のAドライバー予選においても、鈴木が1分59秒120をマークしてトップ。しかし、2番手との差はコンマ1秒にも満たず。
続いて行われたBドライバー予選では、細川が2分7秒468で2番手となるも、トップとの差をコンマ7秒に留めたこともあり、合算タイムでは「GR Garage水戸インターGR86」が今季3度目のポールポジションを獲得する。
今季初めてBドライバー予選に挑むこととなった佐藤は、1分57秒726で4番手ではあったが、トップとの差はコンマ6秒で、しかも接戦だったことによって合算タイムでは「FABULOUS GRMI GR Supra GT4」はトップとなり、第2戦SUGO以来となるWポールを獲得することとなった。
ST-Zクラス「FABULOUS GRMI GR Supra GT4」 #311
▶鈴木宏和
行くだけ行った、っていう感じでしたね。でも、今データ見直したら、もう少し行けたんじゃないかって、贅沢な悩みですね! 今回はスープラが全体的に調子良くて、このコースにバランスが合っているんだと思います。
▶佐藤公哉
本当は僕もトップ3に入りたかったんですけど、もうちょっとなんとかできたかな、っていう感じがします。僅差なんですけど(トップの1分)57秒1は見えなかったので、今後の鈴鹿、岡山に向けてセットアップも、もうちょっと突っついてやっていきたいと思います。テーマはだいぶ見えていますので。
ST-4クラス「GR Garage水戸インターGR86」 #310
▶坪井翔
僕らはポイントを考えると、けっこう崖っぷちなので、ポールの1点も非常に重要になってくるので、この結果には非常に満足しています。決勝はうまくいかないレースが続いているので、明日こそは! 天気がよく分からないですけど、しっかり味方にして明日こそ今季初優勝できるように頑張ります。
▶細川慎弥
いつもギリギリですけど、坪井選手に助けられて獲れているので(苦笑)。問題は決勝ですよね、ここで流れを変えたいです。あんまり力んでもよくない流れで来ているので、今回はいい意味で開き直って、自分たちのやることをしっかりやろうね、って。チームはすごくリラックスしているので、決勝を楽しみにしています。
決勝レース
今回の決勝は全クラス混走による、5時間レースとして競われる。ちなみにドライバー交代を伴うピットストップは、3回義務づけられている。ただ、このレースウィークは天候に恵まれ、いや恵まれ過ぎていたのだが、土曜日の夜から一転。夜半から早朝まで降り続いた雨によって、路面が濡らされてしまったのだ!
8時からのウォームアップは、急きょウェットセットに改めての走行となる。すでに雨はやんでおり、15分も経過すると水しぶきも上がらなくなっていたが、今度はオートポリス名物の霧が。そして、20分ほど経過したところでセクター3に停止車両があり、赤旗が出されて終了に。
さぁ、これから……というタイミングではあったものの、「FABULOUS GRMI GR Supra GT4」はトップから2秒遅れとなる2分12秒328で4番手、「GR Garage水戸インターGR86」もトップとコンマ4秒遅れの2分20秒792で2番手と、ウェットレースに一抹の不安を残すこととなった。
しかし、いざ決勝が近づくと、どうやら雨の心配はなさそう。問題は霧である。スタート進行の頃はうっすら、という状態ではあったのだが……。今回のスタート担当は、「FABULOUS GRMI GR Supra GT4」がSUGO以来となる塩津。そして、「GR Garage水戸インターGR86」は、久々に細川が先陣を切ることとなった。
細川はトップをキープしたままオープニングラップを終えるも、塩津はひとつポジションを落としてしまう。とはいえ、両者ともトップ争いを繰り広げ、そのまま予断を許されない状況が続くものと思われた。
ところが、スタートとほぼ同時に霧は濃くなっていき、視界不良によって3周目からセーフティカー(SC)が導入される。この間に「GR Garage水戸インターGR86」は坪井に交代。義務づけられたドライバー交代を、今のうちに1回消化しようというわけだ。これで3番手に退くも大きな差はついていない。そして7周目から再開となるも、わずか1周でまたSCが。
しばらく回復が見込めないということで、スタートから40分ほど経過したところで赤旗が出されて、レースは中断されてしまう。マシンはグリッド上に留め置かれた。なお、この赤旗によってピット回数の義務づけや、グレードごとドライバーの乗車時間制限は解除されたから、「GR Garage水戸インターGR86」にとって、先のピットは意味を成さぬことともなった……。
それでも1時間ほど経過すると、霧も晴れていき、後に強い日差しが注がれるまでとなる。レースはSCの先導によって再開される。その間に、素早くピットに戻ってきたのが「GR Garage水戸インターGR86」。坪井から再び細川に変わるとともに、ドライタイヤに変更する。ちなみにST-4クラスは3台すべて、この間に行なっていたため、2番手に浮上するとともにトップとの差はごくわずか。最下位から7周後となる20周目にはトップに返り咲く。
一方、「FABULOUS GRMI GR Supra GT4」は16周目にピットに入り、タイヤ交換と同時に佐藤と交代。先手を切っていた車両に大きく遅れを取るも、勢いに乗る佐藤は総合順位を徐々に上げていき、37周目には4番手にまで順位を戻すこととなる。そして、42周目には先行車両のトラブルによって3番手に浮上。さらにピットタイミングの違いから、62周目からはトップに返り咲くことともなった。
一方、トップを快走する「GR Garage水戸インターGR86」は、残りほぼ1時間半となった58周目に再び坪井が乗り込み、細川の築いていたマージンによって、そのままポジションをキープ。そして、「FABULOUS GRMI GR Supra GT4」も64周目に鈴木に代わるも、こちらは5番手に後退する。しかし、わずか2周でひとつ順位を上げ、さらに3番手の車両のピットインで3番手に返り咲く。やがて前を行く車両にも近づいていって視界のうちに収めたことから、表彰台はマスト、さらにどの段に登るか、という状況にまでなっていたのだが……。
ゴールまで残り20分を切った93周目に、「FABULOUS GRMI GR Supra GT4」はピットに戻ってきたばかりか、そのままガレージに入れられることに。リヤサスペンションにトラブルを抱え、あえなくリタイアを喫してしまう。
その一方で「GR Garage水戸インターGR86」の快進撃は最後まで続き、チェッカーを受けた時には2位に1分8秒もの差をつける圧勝に! 4戦目にして今季初優勝を飾ることとなった。
2台が対照的な結果に終わったオートポリスでのレースウィークながら、残すは2戦、まだまだ気を抜くことは許されない。第5戦は9月18〜19日に鈴鹿サーキットで行われる。今度こそ狙うは2台揃っての優勝だ!
ST-Zクラス「FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4」 #311
▶鈴木宏和
追いついていましたからね、残り2周ぐらいで追いつくと思っていて、計算上は。ピット入る2周前から違和感があって、だんだんひどくなって、危ないと思ったから戻りました。そしたらリヤのアッパーアームの付け根がポキっと折れていました。もったいないですね。決勝の流れが悪いですね。今回のトラブルはチームのミスではないし、ドライバーもみんな完璧だったし、あとはマシンそのものの問題を解決していかないといけないですね。
▶佐藤公哉
運がないですね、寺行ってきます、GTもありますから。もともとの車両自体の改善が必要な部分は、このトラブル通して見つかりましたので、きっとしっかりやっていただけると思っています。まだ1年目のクルマですからね。まぁ、自分ももっと次、頑張ります。
▶塩津佑介
雨にはちょっと不安要素があったのと、どう燃費を稼ぐかという作戦で抜かれちゃったんですが、実際ペースも悪くなかったし、温存はできていたから後半で勝負できる状態で渡せたので、僕としてはできることをやれたのかな、というのが正直な感想です。2位も手の届くところにあったので、すごく悔しいですけど、着実に上で戦える順位まで持ってくることはできたので、すべてマイナスだったわけじゃないと思っています。僕もまだまだドライバーとして強くならなきゃいけない部分もあるので、そこはしっかり残りの2戦で出していきます。
ST-4クラス「GR Garage水戸インターGR86」 #310
▶坪井翔
やっと勝てました! 予選まではいつもポールが獲れて順調だったんですが、決勝はツキがなくて。なかなかいいレースができていなかったんですけど、今日は天候も含めて味方にできて、やっと本来の強いチーム力を発揮できて、すごく嬉しく思います。ポール・トゥ・ウィンで然りポイントも重ねられたので、首の皮一枚チャンピオン争いに残れたはずなので、この流れを崩さずに残り全部勝ちたいと思います!
▶細川慎弥
やりました、やっと勝った! でも、もうちょっと雨が降り続くだろうって作戦で行っていたので、中断になった時にはちょっと焦りましたね。作戦を考え直していたら「だったら、速さ勝負でガチでいいんじゃね?」ってことに気づき、切り替えられて良かったです。今年はこういう状況で負けていたので、今日は良かったです、振り回されずに。諦めず最後まで行きます。
▶堀尾風允
状況的に赤旗中断でレースが短縮されたので、今回は僕の出番なかったんですけど、次の鈴鹿に向けてしっかり準備しておきます。今回のオートポリスも良かったので、僕的にはポジティブな感じでした。
(文:秦直之)

9ページ(全17ページ中)